三月に癌を発症した兄と、幸運なことに骨髄の型が合った私は、今後の説明と検査のために初めて国立病院機構へ行ってきました。(ちなみに型が合わなかった場合、同じ型の人間ってのは数百~数千人に一人しか同じ人はいないそう)
兄が生きていくためには、私の「血液製造マシーン(骨髄)」を兄の体内に入れて、私の「マシーン」で今後兄の血液を作らねばならないとのこと。そのため私が提供者(ドナー)としてしっかり検査されました。しかしその前に、移植をした際の兄へのリスクの高さも説明され、愕然…。移植さえすれば万々歳かと思ったら、命を失うリスクも高くて。それでも移植を勧めるほどに、兄の癌は深刻であると改めて知らされました。
「骨髄移植」って言葉は聞いたことがあったけどいまいちピンときてなくて。
*「骨髄移植」全身麻酔をして骨髄から髄液を採取。全身麻酔と痛みを伴うが、入院期間は短く、寝てる間に処置が終わるので長期間の負担はない
*「末梢血幹細胞採取」点滴のようにして血液を抜いて必要な細胞のみ取り出して移植する。一日数時間の採取を数日間連続で行い、薬の投与による副作用が懸念。痛みなどはないものの一週間程度の入院が必要。
私がどっちか選択しなくちゃいけないらしいのですが…。
まずは兄が数か月抗がん剤治療を続けて、それからの移植とのこと。お互いのことを考えて、どちらが負担が少ないのかしっかり判断したいと思います。
はぁ。ポジティブ人間な私だけど、やっぱりこの話はいつまでも辛いな。。。』