偶然とは思えない出来事で、こんなことがあるなんてと驚きました。私の心の中に、一生残る作文の紹介です。
出張から帰ると、郵便物の中にA4の茶封筒が。そこには色鉛筆で、テントウムシと、石鹸を持った私らしき女の人の絵が描かれていました。一目で、この封筒には何か想いが込められていることが伝わりました。差出人は岡山の女性。封を開けると、新聞記事と、作文の原稿コピー、そして丁寧に書かれた手紙が一通。
彼女は、以前このブログでも紹介した女性でした。→2017年7月20日「顔が見えない再会」10数年前に、私が子育てブログを書いていた時の読者の方が、今年の夏に星野リゾート界阿蘇に宿泊された時にLadybug石鹸を手に取ったという内容だったのですが、さて、今日はなんでしょう?実はあの後、彼女の6年生になる娘さんが、この時の出来事を作文にしたところ、県の小中学生作文コンクールで最優秀賞に選ばれたとのこと。タイトルはそう、私のブログと同じ「顔の見えない再会」。
小学生が書いたとは思えない、まるで小説のような、一読の価値ありの作文です。
涙…。
私がブログを書いたこと。
彼女がブログを読んだこと。
私が子育てで迷っていたこと。
彼女が子育てで悩んでいたこと。
私が石鹸屋を始めたこと。
彼女が家族旅行に出かけたこと。
私の石鹸を彼女が見つけたこと。
彼女が私を思い出したこと。
ブログを始めるきっかけとなった私の娘がいて、
ブログを読むきっかけとなった彼女の娘さんがいて。
石鹸を始めるきっかけとなった私の娘が中1になって、
小6になった彼女の娘さんがこれらの「点」を、作文という形で全てを結んでくれました。
縁って不思議ですね。導かれるってこういうことなんですね。
そして、私が単なる石鹸屋ではなく「石鹸屋をやっている母親」という姿にこだわってきたことを、勝手ながら認めてもらえたような、そんな気持ちです。ただただ、嬉しくて、心がじーーーんとあったかくなって、「想いが伝わる」ってこういうことなんだとこの年にして気が付きました。そして、改めて言葉の力を知った、大きな大きな出来事でした。
少女が文章にしてくれたことによって、記憶はひとつの形となり、これから先も色褪せることなく私たち家族の心に残ることになるでしょう。
りさちゃん、どうもありがとう。いつか直接会って、お礼が言えるといいな。